FP2でも発生したキャリブレーション起因の問題だったようで、フェルスタッペンはすぐにコースへ戻るがQ2敗退のリスクは避けるためにソフトを履いてアタックに臨む。
極めてスローなアウトラップの後にアタックを行なったフェルスタッペンは、イギリスGP予選以上に「ほぼ全てのコーナーでラグだらけだ」と訴えながらも0.278秒差で4番手タイムを刻みQ3進出を決める。
この後に各車が2回目のアタックを行ない、8番手ニコ・ヒュルケンベルグ(ルノー)から14番手クビアトまで0.033秒にひしめく大接戦の中で、セルジオ・ペレス(レーシングポイント)は辛うじて10番手タイムを記録してQ3進出。
11番手アントニオ・ジョビナッツィ(アルファロメオ)は0.01秒差でQ3進出を逃し、12番手ケビン・マグヌッセン(ハース)、13番手ダニエル・リカルド(ルノー)、14番手クビアト、15番手ランス・ストロール(レーシングポイント)というQ2敗退組となった。
Q3は各車がソフトでアタックを開始する中、なんとルクレールも燃料系にトラブルが発生しコースインすることなくマシンから降りてしまう。1回目のアタックでハミルトンが1分11秒767を記録してトップに立ち、再びパワーユニット(PU/エンジン)のセッティングに変更を行ったフェルスタッペンは0.346秒差の2番手、ボッタスは0.455秒差で3番手に留まった。
最後の2分でルクレール以外の9台が新品のソフトでアタックを行なう。ここでハミルトンはタイムを更新することができなかったがフェルスタッペンも同様にタイムは更新できず、ボッタスはタイムを縮めたもののフェルスタッペンには0.016秒とどかず3番手、ガスリーは0.755秒差で4番手。中団トップの5番手にはライコネンが0.771秒差でつけ、以下は6番手ロマン・グロージャン(ハース)、7番手カルロス・サインツJr.(マクラーレン)、8番手ペレス、9番手ヒュルケンベルグ、10番手ルクレールという結果になった。