2019年F1第13戦ベルギーGP セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)、チームの指示でシャルル・ルクレールを前に出す
2019年F1第13戦ベルギーGP セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)、チームの指示でシャルル・ルクレールを前に出す

 明らかにこのスパ戦はルクレールが“エース”、チーム側もそうとらえていた(はずだ)。21周目にピットに入れ、それにメルセデス勢が反応し、トップのベッテル、2番手ルクレールになると27周目に“チームオーダー”を指示。エースに譲り、“護衛兵”の任務をベッテルに命じた。

 ベッテルは31周目まで3番手ハミルトンを懸命に抑え、2周後にピットでソフトタイヤにチェンジ。自身はタイヤで苦戦しながらルクレール34戦目の初勝利と、フェラーリ今季13戦目の初勝利のためにチームプレーに徹した。

 そして最終周もまた“マジックラップ”のようだった。その前に9番手のジョビナッツィが高速プーオンコーナーでクラッシュ。みるみる上昇していたレッドブル“デビュー戦”のアルボンが、セルジオ・ペレス(レーシングポイント)を豪快にケメルストレートで芝に出て抜き5位へ。すると不運にも大健闘ノリスが痛恨のPUトラブルでストップ、周回遅れ11位にダウン。クビアトが7位、トロロッソ復帰戦のガスリーが9位、フェルスタッペンはいきなり消えたがホンダ勢がトリプル入賞を果たす。

――ルクレールが大差のPPを決め勝ちとった2019年ベルギーGP、新たな『スパ伝説・最新章』となるだろう。

2019年F1第13戦ベルギーGP シャルル・ルクレール(フェラーリ)
2019年F1第13戦ベルギーGP シャルル・ルクレール(フェラーリ)

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