フェラーリはどうか。率直なインプレッションは回生パワーがメルセデスにまだ劣り、ドライバビリティもルノーのレベルになさそう(セバスチャン・ベッテルとキミ・ライコネンがセパンでも加減速中に度々ハーフスピン)。

 二人はドライビング・スタイルが異なるが“完璧主義者”、どうしてもいうことをきいてくれない跳ねる馬に内心は懐疑的になっている(としか思えない)。でも鈴鹿4勝、4PPベッテルがリスクを背負い、攻める走りは一見に値するだろう。

 個人的にホットポイントとみるのはフォースインディア対ウイリアムズ対マクラーレン。3チームの5人がセパンでトップ5~9位、見ごたえある「レーシング濃度」を満喫できた。分かりやすく言うならフォースインディアは“タイヤ戦略”、ウイリアムズは“ストレートライン優速”、マクラーレンはフェルナンド・アロンソとジェンソン・バトン“匠の技”で立ち向かう。

 国際TV画面にあまり映らないデッドヒートを目撃できるのは現地生観戦のだいご味。ラストラン鈴鹿となるバトンはオール完走記録保持者だ(昨年以外すべて入賞)。アロンソのオープニングラップ・ショーに一点集中するのもおすすめだ。二人の気迫や息遣いを感じるライブ・レーシングをぜひ、TVでは伝えきれない部分だから(でも今年もCS生中継を頑張ります)。

 ――昨年は初日が雨だった。14年には不運にも雨中に大事故が起きてしまった。今週日曜、やや降雨確率があるけれど鈴鹿伝説を彩ってきた「ビッグ・ゲーム」を望みます。

本日のレースクイーン

香月まひろこうづきまひろ
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