10周目のターン1でインにブロックしようとしたクビアトのさらにインに飛び込んだペレスがパスして8番手に上がった。9周目にはガスリー、10周目にはクビアトがピットインしてハードタイヤに履き替えた。やはりソフトタイヤのアタックでQ3に進むのは得策とは言えなかったようだ。

2019年F1第18戦メキシコGP決勝 タイヤ交換のミスでマシンを押し戻されるランド・ノリス(マクラーレン)
2019年F1第18戦メキシコGP決勝 タイヤ交換のミスでマシンを押し戻されるランド・ノリス(マクラーレン)

 11周目にノリスがピットインしハードタイヤに履き替えるが、左フロントが手間取っている間に発進させてしまい、ピット出口でストップしメカニックがガレージ前まで押し戻して再度作業を行なうことに。これで大幅なロスを喫して最後尾まで後退した。

 上位勢は各車が1~1.5秒間隔で走行。その中で14周目にアルボンが先陣を切ってピットインしミディアムに履き替える。しかしまだピットインしていないサインツの後方に戻ることとなった。翌周ルクレールが反応してピットインし、やはりミディアムに履き替えて2ストップ作戦に。この間にルクレールとアルボンのギャップは8秒に拡大した。それ以外の上位勢はまだ反応せず第1スティントを引っ張って1ストップ作戦を狙う。

 15周目にサインツ、キミ・ライコネン(アルファロメオ)もピットインするが、トロロッソ・ホンダ勢と同じくハードタイヤに履き替えたサインツはクビアトの後方に戻りアンダーカットされたかたちとなった。20周目に6番手ペレスがピットインしクビアトの前で戻ってオーバーカットに成功した。

 23周目にハミルトンがピットインしハードタイヤに履き替えてルクレールの6秒後方に。翌周ピットインを指示されたベッテルはこれに反して走行を続ける。この時点で計算上はハミルトンの後ろに戻ることになったため、できるだけ引っ張って少しでもフレッシュなタイヤを履きコース上でハミルトンを抜き返す戦略だ。

 一方のハミルトンは最後まで走り切るにはピットインするのが早すぎたとチームに不満をぶつける。30周以上走ったミディアムのベッテルとフレッシュなハードのハミルトンはほぼ同じペースで走り、ハミルトンはベッテルのピットストップ後に向けてギャップを広げていけない。

 後方ではクビアトと争っていたサインツのペースが落ち、フェルスタッペン、ヒュルケンベルグ、ガスリーが次々とパスしていく。サインツはたまらず35周目にピットイン。

 36周目に2番手ボッタスがピットインしアルボンの5秒後方へ。そして翌37周目にベッテルがピットインしボッタスの3秒前方でコースに戻った。各車ともハードタイヤを履き、ハミルトンよりも13~14周フレッシュなタイヤで追いかける。

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