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F1 ニュース

投稿日: 2019.12.24 08:10
更新日: 2019.12.23 22:01

レジェンドとメキシコのヒーロー、2019年を面白くした『ミッドゾーン』/今宮純のF1ドライバー採点総括(前編)

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F1 | レジェンドとメキシコのヒーロー、2019年を面白くした『ミッドゾーン』/今宮純のF1ドライバー採点総括(前編)

■17位 ケビン・マグヌッセン/ハース(FIAランキング16位)

2019年F1第15戦シンガポールGP ケビン・マグヌッセン(ハース)
ケビン・マグヌッセン(ハース)

 マグヌッセンのリタイアは相棒のグロージャンよりも少ない2回。違いはほかにもある。オープニング・ラップを切り抜け、タイヤ変調に耐える“粘りのレース”。第15戦シンガポールGP終盤に最速ラップを記録、入賞圏外の17位なのでファステストラップのボーナス1点はなし(ファステストラップの記録はトップ3チーム以外では彼だけだ)。

■16位 ランス・ストロール/レーシングポイント(FIAランキング15位)

2019年F1第11戦ドイツGP ランス・ストロール(レーシング・ポイント)

 2018年から最も観客が増えた第7戦カナダGP、モントリオール開催40回目に合わせピット・ビルなど真新しく変わった。地元の“ストロール効果”に応え9位入賞。乱戦ドイツGPでは4位、毎年どこかで勝機をつかみ<一発力>を出しきる。

■15位 ジョージ・ラッセル/ウイリアムズ(FIAランキング20位)

2019年F1第10戦イギリスGP フランク・ウイリアムズ代表、ジョージ・ラッセル
2019年F1第10戦イギリスGP フランク・ウイリアムズ代表、ジョージ・ラッセル

 ポイント0点でも充分すぎる合格点。新人ラッセルの19年は後々、“サクセス・ストーリー序章”になるだろう。チームメイトにすべて優った予選アタック。ミスなく19戦完走したレース・マネージメント。絶えず周回遅れにされながら1082周をカバーした(10位に相当、フェラーリ勢やマクラーレン勢を上回る)。特筆したいのはペナルティ・ポイントわずか1点、与えられた現状マシンで無茶や無理をしていないこと。新人らしからぬガマン強さも持ち合わせている。

■14位 ニコ・ヒュルケンベルグ/ルノー(FIAランキング14位)

ダニエル・リカルドとニコ・ヒュルケンベルグ(ルノー)
ダニエル・リカルドとニコ・ヒュルケンベルグ(ルノー)

 偶然の一致だ。14位ヒュルケンベルグ/13位クビアト/12位ライコネンはFIAランキングと同じ(☆の数は3人ほぼ横並びでライコネンが一つだけ多い)。

 ヒュルケンベルグには“2☆”と“3☆”はいくつもあり、“1☆”レースはほとんどなかった。中位集団のなかで地力を絞りだすベテランらしさは、ラスト・シーズンも変わりなく印象にのこった(現役として急に落ち込むような部分は見られず、それだけに惜しまれる)。


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