それでもクビアトのフィオラノでの充実した一日は、大きな不安とともに始まったという。

「朝食のときには、ひどく緊張していたことを覚えている」とクビアトは言う。
「『オーケー、せめてアウトラップではスピンしないようにしよう』と考えた。かなり長い期間走っていなかったから、少し不安になっていたんだ」

「でも幸運なことにコースに戻ったら、ブレーキングをどんどん遅らせることができるようになっていった。いい感じだったよ」

 今になって振り返ると、レッドブルでの嵐のような日々の後で控えの立場に身を置かなければならなかったことで、自分を見つめ直し、自信を取り戻すことができたと、クビアトは考えている。

ダニール・クビアト(アルファタウリ)
ダニール・クビアト(アルファタウリ)

「あまり楽ではない期間を過ごしてきて、休みが必要だと感じていた」と現在26歳のクビアトは語った。

「頭をはっきりさせるためにトレーニングをし、何もしない時間もあった。そうやって家でゆっくり過ごすことは、ある意味ではとても良いことだった」

「フェラーリの開発ドライバーとしての仕事をある部分では楽しんでいた。イタリアのチームが好きなんだ。フェラーリは大きな歴史があるチームだしね」

「望んでいた仕事ではなかったが、チームのために結果を出し、マシン開発の手助けができたと感じた」

「僕がチームのために最善を尽くしたことは彼らも分かってくれた。ある意味、あの仕事をすることで大きな満足感を得ることができた」

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