F1は、影響を受けたこれらのレースについて、夏から秋の時期で日程を組みなおしたいと考えている。新たなスケジュールにおいてスペイン開催の優先度は高くないとみられるが、主催者は希望を捨てていない。

「我々としては、夏の中盤ごろに無観客のF1グランプリを主催できる、と非常に楽観的にとらえている」と、バルセロナ-カタロニア・サーキットのゼネラルマネージャーを務めるホアン・フォントセレは、今週『MotorsportWeek.com』の取材に対して語った。

「この件について、現在リバティ・メディアと検討している。我々は、今シーズンの序盤戦としてヨーロッパで行われるいくつかのなかにスペインが含まれることを願っている」

2019年F1第5戦スペインGP マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)
2019年F1第5戦スペインGP マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)が3位表彰台を獲得

 もし今年このままスペインGPが行われなかった場合、スペインGPの開催が2021年シーズンにまで持ち越される保証はない。その代わりに、F1の幹部たちは新しいイベントとなるマイアミGPを行いたいと考えている。

「最終的にはカレンダーを更新することになる」とキャリーは述べた。

「いくつかの新たなレース候補地の主催者たちと検討を続けている。いずれも、ファンと株主たちにとっては、F1ビジネスの内容をより充実させてくれるものとなるだろう」

 今年に関して、F1はレッドブルリンクやシルバーストンでの各2回開催などを通じてレース数を増やしたいと考えている。しかしそれでも、当初から変更された年間18レースという目標の達成は厳しそうだ。現在の計画では、シーズンを来年にまで引き伸ばすことはせず、12月中旬のバーレーンとアブダビで終わらせる予定にしている。

 またF1では、2021年シーズンからの実施を予定していた大がかりな規則変更の導入を2022年に先延ばしすることを決めており、来年は2020年型シャシーを使用することになっている。

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