1992年、F1参戦2年目のミカ・ハッキネンはチーム・ロータスに残留。そんなロータスも再興プロジェクトを立ち上げ2年目のシーズン、ハッキネンとチームはともに目に見える結果を求めていた。しかし、新車『107』の開発は遅れ、ロータスは旧車で開幕を迎えなければならなかった。チームには優秀な人材が揃っていたとはいえ、潤沢とは言い難い財政面では、思うように開発もテストもままならない。そんななかでハッキネンの1992年は始まっていく。

 結論から言えば、1992年シーズンがなかったら、F1ドライバーとしてのハッキネンの未来は大きく異なっていた可能性も考えられる。記録上は表彰台も優勝もなかったが、23歳の若者は自らの才能を存分に示したのである。

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