2020年F1シーズンには、ドライバーごとにグランプリに持ち込むタイヤコンパウンドの内訳を決めることはできず、全員に同じ本数のハード、ミディアム、ソフトタイヤが支給されることになった。新型コロナウイルス感染拡大の影響で、カレンダーが大幅に変更されたための措置だ。
通常は1グランプリ1台あたり13セットのタイヤのうち、義務付けられたもの以外の10セットのハード、ミディアム、ソフトの内訳をチームが決めることができた。しかし5カ月半で行われることになるだろう今シーズンには作業を簡略化するため、この規則は廃止され、ハードタイヤ2セット、ミディアムタイヤ3セット、ソフトタイヤ8セットが全ドライバーに支給されることが決まった。