ハミルトンは前戦アメリカGPでF1キャリアで50回目の優勝を果たした。これでロズベルグとのポイント差を26にまで縮めたが、仮に残り全戦で彼が優勝してもロズベルグがすべてのレースで2位を収めた場合、タイトルはチームメイトのものになる。

 しかもアメリカでの勝利にも問題がなかったわけではない。フリー走行時のデータに異常が見つかったため、メルセデス代表のトト・ウォルフ曰く「慎重を期す」ための措置として、金曜日の夜に所定の作業時間外を使って燃料システムの交換を行ったのだ。

 決勝で56周を走り切ったものの、ハミルトンはマレーシアで起きたトラブルの再発を恐れてペースを緩めたと語った。

「自分のキャリアの中で最も長く感じたレースだった。とにかく完走することだけを考えていたよ」とハミルトンは言った。

「回転数、回転域、ギヤシフトを通して、エンジンのバイブレーションに神経を集中していた」

「ギヤボックスをより長く持たせるために、周回中はギヤシフトの回数を減らそうとした」

「パワーユニットもそうだ。直線ではスロットルを開け過ぎないよう、100%ではなく90%に抑えていた」

「理由はどうあれ僕のマシンの方が問題が起きやすいから、完走できるようマシンを労わるため、できることはすべてやったんだ」

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