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F1 ニュース

投稿日: 2020.08.17 00:19
更新日: 2020.08.17 00:36

ハミルトンがレースを完全支配しポール・トゥ・ウイン。フェルスタッペンは届かず2位【決勝レポート/F1スペインGP】

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F1 | ハミルトンがレースを完全支配しポール・トゥ・ウイン。フェルスタッペンは届かず2位【決勝レポート/F1スペインGP】

 34周目にようやくオコン、35周目にリカルドがピットインしてソフトに履き替え、これで4番手ストロール、5番手ペレス、6番手サインツJr.、7番手アルボン、8番手ガスリー、9番手ノリス、10番手ルクレールとなる。しかしルクレールはターン14の出口で突然で電源が落ちてスピンを喫し、エンジンストール。MGU-Kで始動して走行を再開したものの最後尾に落ちた。マシンに異常があると訴えながら走行を続けたが、最終的にガレージに戻ってリタイアとなった。

 ハミルトンは30周目を過ぎたあたりからプッシュを始め、フェルスタッペンとのタイム差を10秒以上に広げていく。

 39周目にアルボンがピットインしてミディアムに交換。41周目にはフェルスタッペンもピットインしミディアムを履く。サインツJr.もピットインしてミディアムに換え、アルボンの目の前でコースに復帰。アルボンはターン1〜5で食い下がるものの抜ききれなかった。42周目にはストロールとガスリーもピットインし、ストロールはサインツJr.の前を確保。ガスリーはアルボンの4秒後方、そして44周目にピットインしたノリスはガスリーの後方となる。

 首位ハミルトンはまだタイヤに余力を残しており、フェルスタッペンのペースを見ながら走行を続け、ファステストラップまで記録していく。

 48周目にボッタスがピットインしてソフトタイヤに交換し、フェルスタッペンの7秒後方の3番手でコースに復帰。

 メルセデスAMGは続いて49周目にハミルトンをピットインさせようとするが、ハミルトンはミディアムのフィーリングが良いためソフトタイヤは履きたくないと訴え、1周先送りして50周目にピットインしてミディアムに履き替える。

 これで首位ハミルトン、その11秒後方に2番手フェルスタッペン、3番手ボッタスは7秒後方のままでフェルスタッペンに追い付けない。4番手は1ストップ作戦のペレスだがブルーフラッグ無視の審議対象となり5秒加算ペナルティが科され、5番手ベッテルもレース終盤になってからのチームからの指示に「失うものはないからやってみる」と1ストップ作戦をトライする。6番手ストロールは3秒後方、さらに7番手サインツ、8番手アルボン、9番手ガスリー、10番手ノリスが僅差で続く。

 ソフトを履く2ストップのストロールは、13周古いソフトタイヤのベッテルに追い付き、57周目のストレートでDRSを使って易々とパス。59周目にはサインツもターン1でオーバーテイクしていく。

 首位ハミルトンは独走状態のまま2番手フェルスタッペンよりも速いペースで周回を続け、63周目には1分19秒822を記録して危なげなくトップでチェッカードフラッグを受けて今季4勝目を飾った。フェルスタッペンもボッタスを寄せ付けず2番手、ボッタスはハミルトンと同じ63周目にアタックして1分19秒750でファステストラップを記録したものの、第3スティントに履いたソフトタイヤのペースが伸びず、64周目にはピットインしてミディアムを履いてさらにタイムアタックを行って1分18秒183まで伸ばしたが3位に終わった。

 ペレスはストロールの前でフィニッシュしたものの5秒加算ペナルティによって5位。6位サインツ、7位は後続のトレインを抑え切ったベッテル、8位アルボン、9位ガスリー、10位ノリス、11位リカルド、12位クビアトまでが秒差で続いた。


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