撤退表明後初めてのレースとなった第11戦アイフェルGPで、ホンダは2位表彰台と6位入賞を獲得した。「レース現場は、何も変わらない。今までと同様、1戦1戦全力で戦っていくだけ」と言っていたホンダF1の田辺豊治テクニカルディレクターにとっては、優勝こそ叶わなかったものの満足すべき結果だったと言える。

 一方でルイス・ハミルトン(メルセデス)がミハエル・シューマッハーに並ぶ最多勝利記録を成し遂げたことについては、「素晴らしいドライバーとしか、言いようがない」と称賛しつつも、「(その勝利数が)これ以上伸びないよう、戦いに挑んでいきたい」と、闘志をむき出しにしていた。

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