バーレーンGP欠場が決まったフェルナンド・アロンソは、木曜日のFIA公式会見に出席して怪我の状況を明らかにした。

 アロンソはF1開幕戦の事故により肋骨を骨折、気胸と肺損傷の危険性を抱えていると語った。事故直後は大きな問題なしと判断されたが、翌日から胸の痛みがひどくなり、CTスキャンによって、肺のダメージと数カ所の肋骨骨折が発見された。

「問題は、現在の痛みではなく、さらなる危険性にある」と、アロンソは説明した。

「F1のドライビングポジションとGフォースにより、骨折が原因で肺を痛める可能性がある。もし腕や脚の骨折なら、痛みを抑えて出場することもできただろう。胸には、いくつかの重要な器官がある。ダメージを負った肋骨は、まだ十分に改善していない。レースに出場するリスクは少ないかもしれないが、危険性をゼロにしたい」

 アロンソは「8日後から10日後」の間に再びチェックを受け、中国GPに参戦できるかどうかが決まるという。

「がっかりしたよ。とにかくレースしたかった。バーレーンまで来たが、それは叶わなかった。とても悲しいことだ。しかし、決定は尊重する」

「なんとかレースに出ることができないか、最後まで頑張った。開幕戦のあと、自宅で痛みとともに過ごしていた。しかし、痛みをコントロールして、レースすることはできると思い、戦う準備はできていた。結局ドクターはリスクがあることを認め、私も決定を受け入れるしかなかった」

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