セバスチャン・ベッテルは、一勝も挙げることもできずにいる2016年シーズンを、フェラーリは「誇りに思うべきではない」と主張している。 

 ベッテルは2015年には3度の勝利を獲得。メルセデスに最も近いライバルとなり、2016年はタイトル獲得をかけて戦えると考えられていた。しかし2016年のフェラーリは優勝はおろか、メルセデスを手こずらせることすらもできていない。一方でレッドブルはダニエル・リカルドとマックス・フェルスタッペンが2勝しており、フェラーリはコンストラクターズ選手権で逆転を許し、3位に沈んでいる。

 今季20戦を終えた時点でベッテルの獲得ポイントは197。2015年シーズンは19戦で278ポイントを得たことを考えると、獲得点数にはかなりの開きがある。ベッテルは期待はずれだった2016年シーズンを、以下のように語っている。

「僕たちは懸命に取り組んでいるし、真剣にやっている。もちろん今季は、もっと違う結果を得たかったけれど、色々な理由でそうはならなかった。全体的に見るとマシンは昨シーズンより前進している。ときには実際のリザルトが示すよりも良いパフォーマンスが発揮できてはいるものの、状況が常にベストではなかった」

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