取材・まとめ 柴田久仁夫

 今週末の第2戦エミリア・ロマーニャGPの予選は、ホンダ勢4台にとって悲喜こもごもの結果となった。レッドブルは2戦連続のポールポジションは逃したものの、2、3番グリッド。しかも新加入のセルジオ・ペレスが、キャリア初のフロントロー獲得を果たした。アルファタウリはピエール・ガスリーが開幕戦からの好調を維持して、今回も5番手につけた。しかし角田裕毅はQ1のアタック中にスピン、マシンを大破させるほどのクラッシュを喫した上に、レースは最後尾グリッドからのスタートとなった。

 そんなルーキーの洗礼を受けた角田の事故について「やっちゃった、という感じですね」と語るホンダF1の田辺豊治テクニカルディレクターだったが、同時に「こういう場合、変な負のループに入ってしまう恐れもありますが、角田くんの場合それはないでしょう。成長の糧にしてくれればと思います」と、期待を寄せていた。

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