■マクラーレンF1チーム
ランド・ノリス 決勝=3位
ポディウムに上がれて本当にうれしい。チームとしても僕としても、すごくいいレース運びができた。ドライビングも良かったと思う。我ながらいい判断をした場面が、何度もあったんだ。
でも、楽なレースではなかったよ。特に序盤はかなりタフだった。あちこちで接触があり、僕のスタートも完璧ではなかったけれども、冷静さを保とうと心がけた。そして、集中が途切れないようにずっと気をつけていた。こういう状況では赤旗やセーフティカーが出る可能性が高く、そのうちに思わぬチャンスが訪れることもある。だから、それを念頭に置いて、着実に順位を上げていった。
実際に前方でクラッシュしたり、ミスを犯したりしたドライバーが何人かいた。そして、それを最大限に生かすのが僕の仕事だった。最後にソフトタイヤを選んだのも、いい判断だったと思う。結果として(シャルル・)ルクレールの前に出られたからね。2位を守り切れるかとも思ったけど、さすがにそれは難しかった。
タフなレースの末に、僕にとって、そしてより大事なこととして、チームにとっても満足できる結果が得られた。新しいパーツを持ち込んでくれたチームに、またこのクルマを週末ごとに速くするために、ファクトリーで熱心に仕事をしているみんなに心から感謝したい。
