「できる限り遅いスピードでレースに勝った。それはサッカーで言えば、敵にボールを渡さないようにパスしながら守っているのと同じことだ。チャンピオンをかけて戦っているドライバーはふたりしかおらず、ハミルトンがああいった行動に出るだろうことは、わかりきっていた。汚いことは何もしていないし、ルールに反してもいない。彼のドライビングを批判するのは、フェアじゃない」

 メルセデスモータースポーツのトップであるトト・ウォルフは、ハミルトンがこうした戦略を採る可能性について、レース前にチームで話し合いを持ったことを認めている。ハミルトンの行為はサプライズではなかったとはいえ、ウォルフは彼がどのような選択をするかについては、不確かだったと言う。

「可能性の高い筋書きだったため、多くの話し合いが持たれた。ニコが後方からのプレッシャーに脅かされていた場合、ルイスがああいった形でチャンピオンを獲得を狙う可能性は確かにあった。そして、実際にそうなったので驚きはしなかった。全開で行くのか、それとも別の方法なのか、どんな手に出るかは定かではなかったんだ。それでも我々は、計算には入れていた」

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