■トラックリミット違反への新たな対策
最近行われたF1ストラテジーグループ会合と11月30日の世界モータースポーツ評議会会合で、トラックリミットの問題が議題にのぼった。
メキシコGPではこの問題が論争の的になった。ルイス・ハミルトンがスタート直後にコースオフし、ターン2を通らずにトップでコースに復帰したものの、ペナルティを受けなかった。ハミルトンはそのレースで優勝を飾っている。
ところが、マックス・フェルスタッペンの場合は、セバスチャン・ベッテルが背後に迫るなか3位で走行中に同じ場所でコースから外れ、ベッテルの前でコースに復帰したことでペナルティを科せられた。
コネリーは、例えばモンツァのファーストシケインに置かれる障害物のように、サーキットに部分的に手を加えることでそうした問題を排除できると提案する。
「年間のチャンピオンシップ全体を見渡すと、明白な形でショートカットが行われる可能性があるのは、おそらく11か12コーナー程度だろう」と彼は言った。
「そうした問題を解決する方法はある。例えばモンツァのターン1で採用されているものだ。コース外を使うと、コース上を走るよりも時間がかかり、自然に罰を受けることになる」
「コース上で罰を受けるようになっていれば、スチュワードにとってはずっと楽になる」
