Q2でも各車がピットガレージで待機するなか、セルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ)が先陣を切ってミディアムでコースインする。

 約5分が経過したところで他の各車もコースイン。ここでも決勝の戦略を考慮してミディアムタイヤを履くマシンが多く、Q3進出を優先してソフトを履いたのはアロンソ、アルファタウリ勢、アストンマーティン勢、ラッセル、そして中古ソフトのジョビナッツィ。ペレスはそのまま2回目のアタックもミディアムで臨む。

 ここでもフェルスタッペンが1分4秒208でトップタイム。2番手にノリス、3番手ペレス、4番手にソフトタイヤのセバスチャン・ベッテル(アストンマーティン)でハミルトンは5番手。ガスリーは7番手で角田は前走車の乱流を受けるなかでアタックせざるを得ず10番手。ミディアムのフェラーリ勢は11番手・12番手に留まる。

 残り2分30秒で各車が2回目のアタックに入り、ペレスは中古ソフト、アストンマーティン勢、アルファタウリ勢、アロンソとリカルド、ジョビナッツィが新品ソフトを履き、上位2チームとノリス、フェラーリ勢はミディアムを履く。

 ここでフェルスタッペンが1分3秒927までトップタイムを伸ばし、ラッセルはミディアムタイヤで自身のソフトタイヤでのタイムを更新して10番手タイムを記録し、ウイリアムズで初のQ3進出を果たす。これによって11番手カルロス・サインツ(フェラーリ)は0.006秒差、12番手シャルル・ルクレール(フェラーリ)、13番手リカルド、ターン10でベッテルに引っかかったアロンソは14番手、ジョビナッツィが15番手でQ2敗退となった。角田は0.591秒差の8番手タイムでQ3進出を決めた。

ジョージ・ラッセル(ウイリアムズ)
2021年F1第9戦オーストリアGP ジョージ・ラッセル(ウイリアムズ)

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