F1史上初の試みとなった『スプリント予選』。17周の走行を終えて、ミックスゾーンにやってきた角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)に笑顔はなかった。それはスプリント予選をスタートしたポジションと結果的に同じポジションでチェッカーフラッグを受けたからだ。
もちろん、オーバーテイクが難しいシルバーストンで16番手からスタートすれば、厳しい展開になることは角田も予想していた。だからこそ、金曜日の予選が悔やまれた。角田にとって誤算だったのは、Q1の1セット目のタイヤでのアタックを終えてピットインしたときに、ランダムで選ばれる車重検査に引っかかったことだ。