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F1 ニュース

投稿日: 2021.07.18 17:18
更新日: 2021.07.18 17:28

ホンダF1田辺TDスプリント予選後会見:史上初の試みも冷却、燃費に問題なし「決勝に向けエネルギーの使い方が十分見えた」

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F1 | ホンダF1田辺TDスプリント予選後会見:史上初の試みも冷却、燃費に問題なし「決勝に向けエネルギーの使い方が十分見えた」

──フェルスタッペンはスタート直前に左フロントブレーキから炎が上がっていました。イギリスとしてはかなり暑いコンディションでしたが、パワーユニットの冷却には問題はなかったですか。

田辺TD:特に問題が出るレベルではなかったです。トラフィックに入ると温度は上がりますが、大丈夫でした。

──100kmのスプリントで、燃料使用制限もなかったわけですが、燃費に厳しいコースではありません。想定燃費に対して、特に大きな違いは出なかったのですか?

田辺TD:はい。特にスプリントに特化した使い方はせず、本レースの使い方をベースで行いました。結果は想定通りでしたね。

──翌日に決勝レースを控えていることもあり、事前予想ではスプリント予選は慎重な展開になると言われていました。しかし実際には、アグレッシブな走りが随所で見られました。個人的な印象でけっこうですが、どう感じましたか。

田辺TD:決勝レースが終わってみないと何とも言えませんが、シルバーストンの特殊性も大きかったと思います。とにかく抜きにくいなか、ひとつでも順位をあげたい。グリッドを決めるレースでしたから。ですので各ドライバー、それなりのプッシュをしたのだと思います。なによりレーシングドライバーですから、いったん走り始めたら攻めるのみ、ですよね。

マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)
2021年F1第10戦イギリスGP マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)

──新方式を2日間行って、見えてきたことはありますか。

田辺TD:60分のFP1を終えて、すぐに予選に突入する。想定した通りFP1は非常に忙しかったし、事前シミュレーションの重要性は今まで以上でした。精度の高いイニシャルセッティングを施さないと、週末の展開が苦しくなる。それが確認できました。

──パルクフェルメの扱いなどわかりにくい部分も少なくないので、いっそFP2をなくしてしまって、フリー走行は初日だけにして、その代わり走行時間を90分にするとか、そういう代替案はエンジニア側からすると乱暴すぎますか。

田辺PU:やはりショートラン、ロングランの確認がないと、レースの組み立ては難しくなりますね。FP1はショートラン中心で、一部ロングラン、予選を終えてクルマが決まってしまった時点で、ロングランを走ってタイヤの状況を見る。それをなしでぶっつけ本番になると、シミュレーションや事前準備に優れたチームだけが速くて、あとはバタバタしている間に終わってしまう。そんな気がします。

──初日はFP1、FP2、2日目に予選、スプリント予選という提案を何人かのドライバーがしていました。

田辺TD:それは可能だと思います。3日間のイベントをフルに楽しんでもらおうということで、今回のような方式にしたのだと思いますが。

ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)
2021年F1第10戦イギリスGP ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)
セルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ)
2021年F1第10戦イギリスGP セルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ)


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