これまでにグランプリで9勝し、F1の表彰台に62回立ったほどのドライバーが、いったいなぜ今、2012年日本GPにおける小林可夢偉の3位を最後に1度も表彰台を獲得できていないようなチームへの移籍を前向きに考えているのだろうか? これは、バルテリ・ボッタスがアルファロメオF1に移籍するかもしれないというニュースが先週末に報じられて以降、多くの人が抱えている疑問だ。

 報道を見るかぎり、これは12年前にマクラーレンから当時新興のロータスF1、その後ケータハムと呼ばれることになったチームに移籍したものの、散々な成績に終わったヘイキ・コバライネンのケースを想起させる。ただし水面下の状況にも目を凝らせば、今回の話が生じた必然性が感じられ、3週間前のレッドブルリンクでボッタスがマネージャーにアルファロメオF1のチーム代表であるフレデリック・バスールとの接触を指示したという事実からも、ボッタスがこの可能性を排除していないことは伺える。

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