2021年F1第10戦イギリスGPで各チームが走らせたマシンを、F1i.comの技術分野を担当するニコラス・カルペンティエルが観察、印象に残った点について解説する。今回は、メルセデスがレッドブル・ホンダとのギャップを縮めるべく投入したアップグレードを取り上げる。

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 メルセデスが久々に、大型アップデートを投入した。シルバーストンに持ち込んだ新仕様は、主に車体両脇、サイドポッド周辺の空力パーツだった。まずバージボードから延長されたデフレクターは、より外側へと気流を導く(「アウトウォッシュ」を強調した)デザインとなった。フロントタイヤの巻き起こす乱流の影響を減少させることが目的だ。

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