満足のいく予選結果を出せない一方、ナッセは自身の決勝レースでの走りは強力だったと感じている。16年シーズンの中盤まで、ザウバーは資金不足による開発の遅れがあったにも関わらず、ほとんど開幕当初のパッケージでやり過ごしてみせたためだ。
「僕は入賞が難しいレースでも自分自身と戦い、それに打ち勝ったんだ」
「今年は、ポイントを獲得できそうだったオーストリアGPのようなチャンスはほとんどなかった気がするよ。オーストリアでは、セーフティカーが出るまではポイントを獲得できる位置でレースをしていたんだ」
「バクーでのヨーロッパGPは全員にとって新しいサーキットで、僕らはトップ10に迫ることができた。ウエットコンディションの中、良いペースで走れたシルバーストンみたいなレースもあったよ」
「もちろん、ブラジルGPは僕のF1キャリアにおいてベストレースの1つ。生涯最高のレースとは言わないまでもね。誰にとってもかなりタフなコンディションだったよ。まるで氷の上を走っているようだったんだ」
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