では、なぜ一度はFIAの決定を受け入れたアロンソが、デニスとともにコントロールタワーへ行ったのだろうか。マルカ紙は、こう推測する。

「FIAの決定には納得している。もしも今週末に再びクラッシュして、肋骨が肺に影響を及ぼすようなことがあればドライバー生命に支障をきたす可能性があるからね。今回の一件でフェルナンドが納得できなかったのは、事故直後のFIAの対応だった。FIAはアルバートパーク内のメディカルセンターでエコーを撮っただけで帰した。しかも、1回だけ。そのとき市内の病院へ搬送して精密検査を受けていれば、もう少し違う対応となって、万全な体制でバーレーンGPに備えることができていたかもしれない」

 マルカ紙の記者によれば、現在のアロンソの状況は「気胸も現在ほとんどなくなり、もうすぐトレーニングを再開できるだろう。中国GPでは再度メディカルチェックが必要になるが、おそらく問題はないはずだ」という。

 メディカルチェックもコントロールタワーでの会談も、密室で行われているため、真相はわからない。今回の欠場によって、アロンソの存在の大きさを再認識させられたことは間違いない。

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