アストンマーティンF1チームのセバスチャン・ベッテルは、F1が人権を軽んじる歴史を持つ国々を訪れていることに否定的な考えを持っており、そうした国での開催によって生み出された収益は「あまりきれいなものではない」と述べている。
数十年にわたり、F1は一部の国々との関係において、批判を受けてきた。1980年代には、国内で徹底したアパルトヘイトが施行されていた南アフリカでレースを行ったことで、人権団体に抗議された。その後、国際人権団体アムネスティ・インターナショナルから頻繁に非難されているバーレーンをカレンダーに加えたことも批判された。バーレーンGPは2011年にはデモによる混乱で中止になったが、翌年からは再開している。