■オラクル・レッドブル・レーシング
セルジオ・ペレス 決勝=2位
出だしはとてもうまくいき、トップを走行し、すべてをコントロールしていた。
バーチャル・セーフティカーのタイミングは僕たちにとっては少し不運で、その後がより困難になってしまった。
通常はレースのなかではファーストスティントが難しく、そこでリードしていると、自分は強いと感じるものだ。でも今日はそうではなかった。それがレースだ。
リヤタイヤのデグラデーションがひどく、マックスを後ろに抑えておくことができなかった。彼はとても速かったので、彼と戦うよりも前に出す方が理にかなっていた。
フェラーリ2台がリタイアした後、ハードタイヤで走行中、一定のペースを保つように指示された。それもうまくやることができた。
今日、どうすればマシンからもっと力を引き出すことが可能だったのかを理解する必要がある。カナダでまた戦いに加わるためにね。今日はチームにとって素晴らしい結果を出すことができた。コンストラクターズ選手権にとっても良い一日だった。
(レース後の会見で語り)残念ながらバーチャル・セーフティカーでピットストップをするチャンスを逃がしてしまった。コミュニケーションがうまくいかず、ピットに入りたいと思った時には遅すぎた。
(チームから、フェルスタッペンと戦わないようにという指示を受けたことについて聞かれ)チームの判断は正しかったと思う。あの時、マックスの方が速かったし、最終的にチームにとって良い結果になった。1-2フィニッシュを達成できたんだからね。
あの時、戦わないというのは正しい判断だった。僕はペースがなく、マックスは前に出るのが当然だった。彼は勝利にふさわしい。彼のマシンの方が速かったのだから。
■オラクル・レッドブル・レーシング
マックス・フェルスタッペン 決勝=優勝
今日はマシンのペースが信じられないほど良かった。タイヤのマネジメントもうまくやれて、少しずつリードを広げていくことができた。
チェコはスタートで良い仕事をし、シャルルの前に出たが、僕は行き場がない状態だった。ハードタイヤに交換し、トップに立った後は、レースを管理し、ギャップをコントロールしていけばよかった。
今日はシャルルと戦えればよかったのだが、彼はリタイアしてしまった。1-2を獲得したのはチームにとってとても良い結果だ。大量のポイントを稼ぎ、フェラーリとのギャップを拡大した。
でもまだ先は長い。長いシーズンだから、これからもチームとしてプッシュし続ける必要がある。
(レース後の会見で語り)シーズン序盤に不運なことがあったため、(フェラーリに)追いつかなければならない状況だった。でも多少、不運のバランスが取れたようだ。タイトルを狙って戦うためには、毎週末、ポイントを獲得する必要がある。それは誰もが分かっているし、それを目指しているが、必ずしも簡単にはいかない。
(この3戦中2戦、トラブルでリタイアしたルクレールに同情するかと聞かれ)こういうことは起こるものなんだ。僕ならいつもそう言うね。これがレースだ。僕にも起きたし、過去に多くの人が同じ目に遭っている。今回は不運にもシャルルに起こった。
僕が彼と同じ状況なら、やはりがっかりしただろう。それが当たり前のことだ。でも、そこからどう抜け出すかが重要だ。いつだって、どうやって物事を改善していくかを考えている。僕たちはシーズン序盤にそうしてきた。こういうことから学ぶんだ。嫌な思いをするし、腹が立つけれど、僕たちは状況を好転させた。常に努力を続ける必要がある。何か他のことが起こるかもしれないからね。そうして問題が起こることを常に防いでいく必要があるんだ。
