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F1 ニュース

投稿日: 2022.07.04 06:24
更新日: 2022.07.04 06:42

大クラッシュの周冠宇とアルボンに大きな怪我はなし。バリアを飛び越えた周「ヘイローに救われた」/F1イギリスGP

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F1 | 大クラッシュの周冠宇とアルボンに大きな怪我はなし。バリアを飛び越えた周「ヘイローに救われた」/F1イギリスGP

 F1第10戦イギリスGP決勝スタート直後に大クラッシュに巻き込まれた周冠宇(アルファロメオ)とアレクサンダー・アルボン(ウイリアムズ)は、いずれも検査の結果、大きな怪我がないことが明らかになった。

 スタート直後に多数のマシンが絡むクラッシュが発生した。周とジョージ・ラッセル(メルセデス)に挟まれたピエール・ガスリー(アルファタウリ)とラッセルの間に接触があり、姿勢を乱したラッセルに周が弾き出される形になった。周のマシンはひっくり返った状態でグラベルに飛び出し、バリアを飛び越え、観客席の前のフェンスに当たって止まった。

2022年F1第10戦イギリスGP アクシデントに巻き込まれた周冠宇(アルファロメオ)
2022年F1第10戦イギリスGP アクシデントに巻き込まれた周冠宇(アルファロメオ)

2022年F1第10戦イギリスGP クラッシュした周冠宇(アルファロメオ)のもとに駆け寄ったジョージ・ラッセル(メルセデス)
2022年F1第10戦イギリスGP クラッシュした周冠宇(アルファロメオ)のもとに駆け寄ったジョージ・ラッセル(メルセデス)

 このアクシデントの後、後方グループが接触を避けようと減速するなか、セバスチャン・ベッテル(アストンマーティン)がアルボンのリヤにヒット、アルボンのマシンは右のウォールに衝突した後、コースに戻ってきて、何台かのマシンとクラッシュして停まった。

2022年F1第10戦イギリスGP クラッシュしてコース上でとまったアレクサンダー・アルボン(ウイリアムズ)
2022年F1第10戦イギリスGP クラッシュしてコース上でとまったアレクサンダー・アルボン(ウイリアムズ)

 特に周の映像はしばらく映し出されず、大きな怪我が心配されたが、後にアルファロメオから「意識があり、検査のためにサーキットのメディカルセンターにいる」との発表があり、誰もが安堵した。続いてチームからは「クラッシュの後、周はメディカルセンターで検査を受けたところ、大きな怪我はなかった。現在メディカルセンターで観察下に置かれている」「周は健康であるとの診断を受け、サーキットのメディカルセンターを出た」との報告が続けてあった。その後、チーム代表フレデリック・バスールやF1のCEOステファノ・ドメニカリと会話をする周の元気な姿が国際映像で流れた。

 周本人はSNSを通して「僕は大丈夫だよ。検査ですべて問題ないことが分かった。今日はヘイローが僕を救ってくれた。優しいメッセージをくれた皆さん、ありがとう」とコメントしている。

 一方、アルボンは、メディカルセンターで検査を受けた後、予防的検査のためにヘリコプターでコベントリー病院に運ばれた。そこでの検査の結果、身体に問題がないことが明らかになり、退院したことがチームから発表された。


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