メルセデスのチーム代表を務めるトト・ウォルフは、ルイス・ハミルトンが将来もメルセデスに留まることに絶対の自信を持ってはいるが、ハミルトンがどこかの時点でチームを去ることを考えたとしても、彼を恨むことはないと主張した。
散々だった2022年シーズンに続き、2023年も芳しくないスタートを切ったメルセデスは不安定な状況に陥り、ドライバーは大きなフラストレーションを抱いている。バーレーンでのチームのパフォーマンス不振と、メルセデスのマシンのコンセプトに根本的な欠陥があることをウォルフが思いがけず認めたことから、ハミルトンがF1史上初の8度目の世界タイトル獲得記録を達成する見込みは確かに薄くなった。最大のライバルであるレッドブルの強さが続いていることを考慮すれば尚更だ。