レッドブル・ホンダRBPTが第7戦モナコGP&第8戦スペインGPをともに制して、開幕からの連勝を「7」に伸ばした。これは2019年にメルセデスが打ち立てた開幕8連勝に次ぐ、F1史上3番目に長い連勝であることからもわかるように、現在のレッドブル・ホンダRBPTは全盛期のメルセデスに匹敵する強さを誇っている。
そのことは、パワーユニットの使い方を見てもわかる。第7戦モナコGPを終えた時点で、開幕から1基目の内燃機関(ICE)を使用し続けていたのは、レッドブルに搭載されたホンダRBPTのパワーユニットだけだった。そのホンダRBPTは第8戦スペインGPに満を辞して、パワーユニットの主要4コンポーネントに2基目を投入してきた。
当初、ホンダRBPTは第6戦エミリア・ロマーニャGPに2基目を投入する予定だった聞く。しかし、エミリア・ロマーニャGPが豪雨による洪水に見舞われたために、中止に。続く第7戦モナコGPはパワーユニットへの負荷が比較的小さいサーキットであるため、マイアミGPまで使用してきた1基目を使い、スペインGPから2基目を投入してきたと考えられる。
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