このトークショーには、ジャン・アレジとジュリアーノ・アレジ親子も登場。アレジ親子、ハッキネンの3名が顔を揃える貴重なシーンが見られた。
ジャン・アレジは「ミカ(・ハッキネン)を初めてサーキットで見た時は、そのルックスに驚いたよ(笑)。金髪で格好よかったからね」と、現役時代にハッキネンへ抱いた印象を明かす。
「しかも、かっこいいだけじゃなくドライバーとして速かった。素晴らしいドライバーだと思うよ」
一方のハッキネンも「ジャンは画になる走りをするドライバー。オーバーテイクも激しく、いつ見ても目を奪われるドライビングだった」と語ると、ジャンが笑顔で握手を求める場面もあり、トークショーは終始、和やかなムードで行われた。
その後、アレジ親子はフェラーリF1マシンでのデモランへ。ジャンは2006年のF1を戦ったフェラーリ248 Fに、ジュリアーノは1967年シーズンのフェラーリF187に乗り込んだ。
スタート早々、ジャンはアクセル全開で1コーナーへ。その後も周を重ねるごとにペースを上げて、レイトブレーキで1コーナーへ飛び込むなど、現役時代を思わせる走りでファンを魅了した。
なお、今回デモランには参加しなかったハッキネンは「来年、(モータースポーツファン感謝デーに来場する)機会があれば、乗ってみたいと思うフェラーリマシンが無いわけじゃないんだ」とコメント。来年以降のファン感謝デーへの来場、そしてデモランへの期待をにじませた。
このミカ・ハッキネンによるトークショーは明日5日(日)も開催予定。久しぶりに鈴鹿を訪れたハッキネン、そしてアレジ親子との軽妙なトークは、F1ファンならずとも必聴だ。