そのままレース1勝者のオリファントが主導権を握ったレース2は、75kgとバラスト満載のBMW330i M-Sportが27周レースの26周でリードラップを奪ったものの、前戦6位フィニッシュだったイングラムが執念の追い上げを見せる。

 迎えたファイナルラップで首位BMWのテールに迫ったヒュンダイは、ターン1の“パドックヒル・ベンド”からスリップに着くと、続くヘアピン“ドルイド”でわずかにボディを擦り付けながらパッシングに成功。

 さらに最終コーナーではサットンのインフィニティも負けじとBMWとサイド・バイ・サイドに持ち込み、そのままフィニッシュラインへ。わずか0.038秒差の“フォトフィニッシュ”で逆転に成功したサットンが、勝者イングラムにポイントリーダーの座を明け渡しながらも、傷を最小限に留める好走を披露した。

 この努力が続く最終レース3で実を結び、12位に終わったイングラムに対して、サットンはトップ10圏内を走行。その前方では、リバースグリッド抽選で最前列を引き当てたモーガンが、こちらも2021年投入の新型クプラ・レオンBTCCに乗るジャック・ゴフ(チーム・ハード・ウィズ・オートブライト・ダイレクト)とモファットのインフィニティを引き連れ、BMW投入3戦目での初勝利を獲得してみせた。

「昨日予選を終えたときは21番手で、この日曜は厳しい戦いになると思っていた。リバースグリッド抽選はとてもラッキーで、そこからはレースを管理するだけの状況に持ち込めた。BMWとわずか3戦目で初勝利を掴めるなんて、チームの努力に心からの感謝を捧げたい」とモーガン。

 そしてこのレースを7位でフィニッシュしたサットンが、わずか3点差でイングラムを再逆転して短いサマーブレイクを迎えることとなった。

「まだまだシーズンは初期段階だけど、この週末はウエイトを積みながら予選7位と粘ることができた。レース2での2位はボーナスみたいなものさ。まだ長い道のりだけど、ボードの最上位に名を連ねるのは良いことだね」と、リードを維持したサットン。

 続くBTCC第4戦は約1カ月後、7月31日~8月1日の週末にオールトンパークで再開される。

勝者オリファントが主導権を握ったR2は、前戦6位フィニッシュだったトム・イングラム(ヒュンダイi30 N Fastback)が執念の追い上げ
予選5番手から、8位、9位、そして3位表彰台と輝きを見せたエイデン・モファット(インフィニティQ50BTCC/Laser Tools Racing)
レース2でステファン・ジェリー(BMW330i M-Sport)と絡んだゴードン・シェドン(FK8型ホンダ・シビック・タイプR)はポイント獲得ならず
「選手権上のライバル(コリン・ターキントン)が不遇の週末を過ごしたときに、確実に得点を奪えるかが重要」と、重いマシンで3連続トップ10のアシュリー・サットン(インフィニティQ50BTCC)

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