WEC世界耐久選手権にアウディスポーツ・チーム・ヨーストから参戦するアンドレ・ロッテラーは、第6戦上海を終えてアウディがWECのドライバーズチャンピオンを3年連続で獲得するのは“非現実的”という見方を示した。

 今季のWECでは、開幕から速さをみせたトヨタTS040ハイブリッドの8号車を駆るアンソニー・デイビッドソン/セバスチャン・ブエミ/ニコラス・ラピエール組が開幕から2連勝。第3戦ル・マン24時間、第4戦オースティンでは3位となり、その後ラピエールが抜けてからも第5戦富士、第6戦上海と再び連勝。ランキング首位を快走している。

 ランキング2位につけているのは、ブノワ・トレルイエ/マルセル・ファスラーと組み第3戦ル・マンを制した2号車アウディR18 e-トロン・クワトロのロッテラー組だが、第6戦上海でデイビッドソン/ブエミ組が勝利を飾ったことにより、「トヨタのふたりがタイトルを手中に収めるのは確実」と考えているという。

「僕たちは存在するチャンスに対して現実的な考えだよ」と残り2戦で42ポイントの差があるロッテラーは語る。

「現時点で、僕たちがタイトルを獲得できると思うのは非現実的だ。でも、僕たちは最後の2レースでモチベーションを保ちプッシュするために楽天的でいようと思っている」

 現在105ポイントを獲得しているロッテラー組は147ポイントを獲得しているデイビッドソン/ブエミ組に対し最大で予選ポールポジションの1点を足し、2レースで52ポイントを獲得することができる。しかし、デイビッドソン/ブエミ組は次戦バーレーンで5位に入ればタイトルを手中に収めることができる。また、最終戦ブラジルまでもつれ両者が同ポイントで並び、勝利数で並んだとしても、上位フィニッシュの差でデイビッドソン/ブエミ組がタイトルを獲得する。

 一方でマニュファクチャラータイトルの争いは、第3戦ル・マン24時間でワン・ツーを飾り大量ポイントを獲得したアウディが197ポイントと、226ポイントのトヨタとの差は接戦となっている。

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