GP2開幕戦で伊沢が魅せた。
ハードタイヤでスタートした伊沢拓也が23番グリッドからスタートで3つ順位を上げると、その後はタイヤマネジメントでロングラン。
ソフトタイヤでスタートした上位陣がピットに入ると、安定したタイムで徐々に順位を上げて一時2番手に。その後、残り10周で伊沢はピットインし、ソフトタイヤへ。
コースに戻った時点では16位だったが、そこから上位3台がピットインして順位をアップ。そこからはソフトタイヤの特性を活かして、インから、アウトから怒濤の連続オーバーテイク。
26周目には1周で3台をオーバーテイクして、テレビの中継とリプレイを独占した。残り2周となった時点でもさらに2台をオーバーテイクして、開幕戦を6位でフィニッシュ。予選での不振を一掃する走りを見せた。
レース2はリバースグリッドで3番手からスタート。2戦目での表彰台も期待できる結果となった。
優勝は2番手から好スタートで抜け出した伊沢のチームメイト、ストフェル・バンドルネが危なげなく優勝。ルーキーながら、初戦で勝利を手に入れた。2位にはジュリアン・リール、3位はPPのジョリオン・パーマー。
日本人期待のもうひとり、佐藤公哉はスタートで順位を落とすと、3周目にアクシル・ジェフリーズと接触。10秒ストップのペナルティを受けることになり、さらにノーズが壊れ、レース終盤にピットに戻ってレースを終えた。