フランスのレーシングカーコンストラクターであるオレカは、2015年に向けてブランニューのLMP2用クーペを開発する意向があるようだ。
オレカの代表を務めるヒュー・ド・ショーナックは、オレカがすでに新たなコストキャップ制度に従ったLMP2シャシーを製作する検討を始めていると明らかにし、プロジェクトにゴーサインが出されるかどうかは来月決まると語った。
「我々はこのカテゴリーにおいて、将来新しい車両が必要になると確信している。今こそ新しい車両を検討する時なんだ。そして、その車両はクーペボディになる」とショーナック。
「我々は新車に関する最終的な決断を11月に下す予定だ。もし決定が下った場合、ターゲットは2015年の開幕になる」
ショーナックは、多くのカスタマーをもつ現行のオレカ03シャシーがコストキャップ制の下、これ以上改良の必要がないことから、オレカで新型シャシーを開発する余裕があると語る。
「我々のカスタマーたちと話をした後、来年の終わりまでアップグレードの必要はないという結論に至ったんだ。現在の経済状況を考慮して、今の車両のままで良いと判断した」
ショーナックによれば、新しく開発するLMP2シャシーは、レベリオン・レーシングとともに開発するLMP1用シャシーとはまったく別であるという。また、オレカはインディカー用ボディキットの開発計画もあるというが、現在は優先順位が後になっていると語った。
「たしかにインディカーの計画はリストの中にはある。ただ、それはリストのトップ近くにはないんだ」