今季WEC世界耐久選手権のLMP2クラスに、2台のローラB12/80ニッサンを投入するガルフレーシング・ミドルイーストは、WEC開幕戦セブリング12時間のドライバーを決定。元F1ドライバーのステファン・ヨハンソンや井原慶子を起用すると明らかにした。
昨年まで“ガルフAMRミドルイースト”としてアストンマーチン・バンテージGT2を使用しGTクラスに参戦していたこのチームは、今季WEC開幕に向けLMP2カーのローラB12/80を2台導入。ニッサンVK45DEエンジンを搭載して参戦する。
WEC第1戦/ALMS第1戦セブリングは3月17日に決勝レースが行われるが、それに先立ちガルフレーシング・ミドルイーストは最終的なドライバーを決定。元F1ドライバーで、1997年のル・マン24時間覇者であるステファン・ヨハンソンが加入することになった。
ヨハンソンはフレデリック・ファティエンと、さらにドバイ24時間でチームに加入、テストを受けていた井原慶子とトリオを組むことに。現在アメリカをベースに活動するヨハンソンにとっては、2009年以来のプロトタイプカーでのレースとなる。
「プロトタイプカーをまたドライブできるのを楽しみにしているよ。いいニュースだね」とヨハンソン。自身は、セブリング後もWECに継続して参戦し、ル・マン24時間にも挑戦したい意向をもっているという。
2台目のマシンは、ル・マン・シリーズを制した経験をもつヤン・シュローズをエースに、チーム代表のファビアン・ジロワとマキシム・ジョゼが組むことになる。