エンジン・デベロップメンツ社は9日、2011年に施行される新LMP2規定に対応した新エンジン、『HK』を発表した。GT用の4リッターV8/BMW製エンジンをベースとしており、ジャッドの歴代エンジン開発に貢献し、2月に亡くなった金田博行エンジニアのイニシャルが冠されている。

 2011年からGTカーのエンジン使用が義務づけられるLMP2規定において、ジャッドは「信頼性があり、かつコンパクトなエンジン」開発のために調査を進めた結果、4リッターV8のBMW製エンジンを選択したという。

 このエンジンには他の多くのGTカー用エンジンに優るメリットが多くあり、ロードゴーイングカーのエンジンも多く手がけるエンジン・デベロップメンツ社の知識と経験を組み合わせることができたとエンジン・デベロップメンツ社のジョン・ジャッドは語る。

「我々はこのエンジン選択がLMP2のための最良の選択であることに疑いを持っていない。我々はこのエンジンを成功するエンジンに発展することができると思う」とジャッド。

「そして、我々はこのエンジンを亡き友人であるヒロ金田の記憶を留めるために、“HK”と名付けることに決めた」と、かつてホンダF1のエンジンを手がけ、以降ジャッドをはじめエンジン・エンジニアとして活躍、2月に亡くなった金田博行さんのイニシャルをエンジンに冠することを明らかにしている。

 ジャッドHKエンジンはこのあとダイナモにかけられ、本格的なテストがスタートするという。

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