ニッサン・ノースアメリカは2日、2015年2月1日に開催されるアメリカンフットボールNFLの王座決定戦、第49回スーパーボウルを放映するNBCのCM枠を購入し、60秒のコマーシャルを放映することを明らかにしたが、この告知の際に使用されているグラフィックから、このコマーシャル内で2015年にル・マン24時間/WEC世界耐久選手権に参戦する新LMP1車両、『ニッサンGT-R LMニスモ』を公開するのではないかと推測が出ている。

 ニッサンは2015年のWEC世界耐久選手権に、ニッサンGT-R LMニスモという新LMP1車両を製作し参戦することを5月に発表した。発表自体はイギリスで行われ、その後北米に開発拠点を設けマシンを開発。日本を中心にヨーロッパ、アメリカとグローバルな参戦体制を築いてきている。

 マシンについては、インディアナポリスに設けられた拠点で製作が進められ、当初12月にセブリングでお披露目されるか、先日富士スピードウェイで開催されたニスモフェスティバルで公開されるのではないかと推測されていたが、開発はやや遅れているという噂もあり、2月の公開にずれこんでいるという。

 この2月というタイミングで開催されるのが、世界的なスポーツイベントであるNFLスーパーボウル。今年はアリゾナ州のグレンデールで開催される予定で、数万人が当日観戦に訪れるほか、全米で極めて高い視聴率を誇り(2014年は46%)、全世界で200カ国以上に放映され最も多くの視聴者数を誇るという。

 このコマーシャル枠は世界でも最も高額であると言われているが、ニッサン・ノースアメリカは2日、この枠の中で60秒のCMを流すと明らかにした。この中でどんな内容を放映するかは今後明らかにされるとしているが、アメリカのニッサンセールス&マーケティング担当副社長のフレッド・ディアスは「これはニッサンブランドとして、世界中の視聴者に対して1年でもっとも大きな発表を行う機会だ」と語っている。

 コマーシャル枠購入の発表以外に、プレスリリース内でほとんどモータースポーツに触れられている訳ではないが、これがLMP1に関する発表ではないかと多くのモータースポーツ情報サイトが報じる理由は、同時に発表されたグラフィックにある。『15』という番号のアメリカンフットボールのジャージがかけられたロッカールームの椅子には、ニッサン/ニスモのロゴが入れられたヘルメットが置かれ、『WE'RE BACK 02.01.2015』という文字が記されている。

 あくまで推測となるが、このヘルメットに関しては、モータースポーツが関連していなければ決してニスモのロゴが入らなくてもいい。また、今回のル・マンプロジェクトで必ず何かの発表の際に登場するニッサン/ニスモのグローバル・モータースポーツ・ヘッドオブブランドを務めるダレン・コックスが、自身のTwitterでこれに関して「興味深いだろう?」と写真をつけてツイート。推測に拍車をかけている。

 これまでもグローバルに斬新なモータースポーツイメージ戦略を展開しているニッサン/ニスモだけに、スーパーボウルでのLMP1発表は、その世界的な影響力の大きさを考えるとあり得ないパターンではないだろう。

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