5月17〜18日にドイツ中西部、ラインラント州のニュルブルクリンクで、今年で第41回目を迎えるニュルブルクリンク24時間レースの公式予選が行われ、ミハエル・アマーミューラー/フランク・スティップラー/フェルディナント・スタック/ヨハネス・スタック組フェニックス・レーシングのアウディR8 LMSウルトラがポールポジションを獲得した。
17日は冷たい雨の降る中予選1回目が行われ、ニュルブルクリンク24時間初参戦となる山内一典/ミハエル・シュルツ/トビアス・シュルツ/ミハエル・クルム組ニッサンGT-RニスモGT3が2番手につける健闘をみせた。
翌18日は前日の雨も上がり、曇天ながら路面はドライコンディションに。176台が参加した予選2回目では、ブラック・ファルコンの10号車メルセデスベンツSLS AMG GT3が暫定トップに立ち、影山正彦/石浦宏明/大嶋和也/モリゾウ組GAZOO RACINGのレクサスLFAが23番手、山内組シュルツ・モータースポーツのGT-Rが30番手につけ、上位40台でグリッドを争うトップ40予選への進出を決めた。
そのトップ40予選では、ミハエル・シュルツがドライブした123号車GT-Rが26番手で日本車最上位に。大嶋がLFAをドライブして30番手となるグリッドを確保した。ポールを獲得したのはアマーミュラー組4号車アウディで、2番手にはアストンマーチン・レーシングのアストンマーチンV12バンテージGT3がつけた。
また予選2回目の結果、STIの吉田寿博/佐々木孝太/マルセル・ラッセー/カルロ・バンダム組120号車スバルWRX STIがクラス2番手(総合48番手)、桂伸一がドライブする水素燃料とガソリンのハイブリッド車、アストンマーチン・ラピードSは総合82番手。
飯田章/井口卓人/蒲生尚弥/モリゾウ組GAZOO RACINGの135号車トヨタ86はクラストップ/総合103番手につけたが、予選2回目の終盤に飯田のドライブ中に135号車がクラッシュし、マシンの修復は微妙な状態となっている模様。木下隆之/佐藤久実/矢吹久/平田泰男組の86(136号車)はクラス3番手となった。密山祥吾と横溝直輝がドライブするBMW M3はマシントラブルもあり総合161番手だった。