ル・マン24時間レースのスタート直後の5周目、高速でクラッシュしたビーチディーン・マンセル・モータースポーツのジネッタGZ09S・ザイテックだが、チームではマシンの修復のためル・マン・シリーズ第3戦アルガルベをスキップし、ハンガロリンク戦で復帰すると発表した。
息子のレオ、グレッグとともに今季のル・マン24時間に臨んだ1992年F1ワールドチャンピオンのナイジェル・マンセルだが、ル・マン24時間のスタート直後、スローパンクチャーにより時速300kmオーバーの高速でクラッシュ。マンセルはメディカルセンターに運ばれることとなった。
ビーチディーン・マンセル・モータースポーツでは、マシン、さらにナイジェル・マンセルのダメージの修復のために、当初参加予定だったLMS第3戦アルガルベをスキップすることを決定。第4戦ハンガロリンクで復帰し、チームが最も重要視している最終戦のシルバーストンでナイジェルが復帰すると明らかにした。
「ル・マンでの事故のあと、お見舞いのメッセージを送ってくれた皆に感謝したい」とナイジェル・マンセル。
「オレはすっかり快方に向かってる。4周目まではマシンはすごく調子が良かったのに、タイヤがパンクチャーを起こして、オレをバリアに放り投げてしまった。コースでいちばんスピードが出るところのひとつで起きた大きなアクシデントで、脳震盪にやられることになったけど、もう大丈夫」
「次のハンガロリンクも楽しみにしているよ。そこではレオとグレッグに任せるけどね。オレは大英帝国のファンの皆のために、最終戦のシルバーストンで息子たちとコクピットに戻ることにするよ」