WEC世界耐久選手権にトヨタから参戦しているアレックス・ブルツは、LMP1クラスにおける新たな重量規定の導入を歓迎している。

 2015年のLMP1クラスでは、ドライバーラインナップの平均体重が80kgに満たない場合に、マシンにその差の分だけバラストを積むというレギュレーションが導入される。187cmで86kgと大柄のブルツは「才能がきちんと発揮されることになる」とこの規則の導入を歓迎した。

「1周あたりに使うことができるエネルギー量による制限や、タイヤ幅の縮小とともに、体重も重要なファクターのひとつになっている。(ただ)これに関してはドライバーが補うことはできない」と語ったブルツ。

「物理的な法則を無視することはできないからね。ふたりが同じだけのエネルギーを持っていて、ともに最大限のパフォーマンスを発揮したとしても、重いドライバーは軽いドライバーと同じラップを刻むことはできないんだ」

 昨年のWECでドライバーズタイトルを獲得した小柄なチームメイトのアンソニー・デイビッドソンと比較すると、ブルツは28kgも重い計算となる。

「僕のような重いドライバーにはより難しい仕事になっていた。リュックサックを背負っているマラソンランナーみたいなものだ」

 2015年からのLMP1クラスのレギュレーションでは、ドライバーラインナップの平均体重が80kgを下回っている場合は、その差の分だけマシンの最低重量が引き上げられるとともに、その分のバラストを積む必要がある。

 ブルツが昨年と同じく今年も中嶋一貴(65kg)/ステファン・サラザン(75kg)と組んだ場合、平均体重は75.3kgとなり、マシンには5kgのバラストを積まれることとなる。

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