ポルシェGTプログラムのワークスチームであるチーム・マンタイが、来年のFIA GTワールドカップに参戦する方針であることが分かった。
GTワールドカップは、今年からスタートしたFIA-GT3車両の“世界一決定戦”とも言えるレース。マカオGPに組み込まれ、今年はポルシェを含む5マニュファクチャラーが参戦した。
ポルシェは、新GT3車両となる911 GT3-Rのデビューイヤーとなる2016年について、このGTワールドカップにワークス参戦する方針を明らかにした。ポルシェのGTモータースポーツ部門を率いるフランク-ステファン・バリサーは「レースとしてますます重要性が高くなってきているから、我々もますます真剣に考えなくてはならないんだ」と説明している。
バリサーは、ポルシェから参戦する3台ともにマンタイが走らせることになるかはまだ決定されていないものの、レギュレーション上では認められるだろうと説明している。今年のGTワールドカップでポルシェ陣営は、3チームがそれぞれ1台ずつ997 GT3Rを投入していた。
マンタイは来季、WECのLM-GTEプロクラスへのフル参戦を行わないため、WEC最終戦とバッティングしているGTワールドカップに参戦可能。またバリサーによると、マンタイはニュルブルクリンク24時間やセパン12時間に参戦予定だということだ。