WEC世界耐久選手権のLMP1-HクラスとLM-GTEプロクラスに参戦しているポルシェは、2015年シーズンもLM-GTEプロクラスへの参戦を継続すると発表した。

 今年LMP1-Hクラスへの参戦を開始したポルシェは、13年シーズンからLM-GTEプロクラスに911 RSRでワークス参戦を続けており、14年もクラス2勝を挙げている。13日、ポルシェはドイツのシュツットガルトで開催したチャンピオン表彰式の中で、15年シーズンも引き続きチーム・マンタイの運営のもとLM-GTEプロクラスでのプログラムを継続することを明らかにした。

 ポルシェのGT部門を率いるフランク-ステファン・バリサーは、LM-GTEプロクラスでの活動について次のように語っている。

「WECはポルシェにとって戦略的に重要なチャンピオンシップだ。そして、GTEプログラムをサポートすることはLMP1を戦うのと同様に重要なことなんだ」とバリサー。

「性能調整次第になるが、2014年からの進歩を続けることができるはずだ。タイヤやセットアップ、ドライバーラインナップに関する準備を進めているからね」

 ドライバーラインナップに関しては、14年はユナイテッド・スポーツカー・チャンピオンシップ(USCC)を戦ったミカエル・クリステンセンがWECのプログラムへと移行し、リヒャルド・リエツとともにマシンをドライブ。もう1台をフレデリック・マコウィッキとパトリック・ピレのふたりがドライブする予定だ。

 ただし、ポルシェAG研究開発部門の取締役、ヴォルフガング・ハッツは「最終的なドライバーの組み合わせは、現在のGTドライバーたちの中から誰が(3台目の)LMP1マシンのシートを獲得するかによるよ」とコメントしている。ニコ・ヒュルケンベルグとともに15年のル・マン24時間で3台目の919ハイブリッドを駆るドライバーの名前は、まだ明かされていない。

 なお、ポルシェは15年シーズン、USCCでもワークス参戦を継続。ポルシェ・ノースアメリカから2台の911 RSRを投入する。14年はWECを戦ったヨルグ・ベルグマイスターは、クリステンセンと入れ替わる形でUSCCのプログラムを戦うことになった。

 また、ポルシェのスカラシップドライバーとして14年のポルシェ・モービル1スーパーカップを戦い王座を獲得したアール・バンバーが新たにGTワークスドライバーとして起用され、15年USCCでベルグマイスターのチームメイトを務めることとなっている。

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