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ル・マン/WECニュース

投稿日: 2014.12.03 00:00
更新日: 2018.02.17 04:44

ポルシェ919ハイブリッド、初優勝までの道のり


プレスインフォメーション
2014年12月03日

FIA世界耐久選手権(WEC)、LMP1

ポルシェ919ハイブリッドの初優勝までの道のり

日本. ポルシェAG(本社:ドイツ、シュトゥットガルト 社長:マティアス・ミューラー)は、2014年11月30日(日)に開催されたFIA世界耐久選手権(WEC)最終戦(第8戦)のサンパウロ6時間レース決勝において、ワークスドライバーのロマン・デュマ(フランス)/ニール・ジャニ(スイス)/マルク・リーブ(ドイツ)組が、革新的なル・マン・プロトタイプである919ハイブリッドを駆り、初優勝を飾りました。ポルシェは、16年のブランクを経て、今シーズンから耐久レースのトップカテゴリーに復帰を果たしたばかりでした。

迅速な展開が特徴の開発プロセス
 ポルシェが2011年にスポーツカー世界選手権のトップレベルへの復帰を決断してから、2013年6月12日に919ハイブリッドがポルシェのテストコースに初めて姿を現すまで、2年未満の期間しかありませんでした。ポルシェがこれまで製造した中で最も複雑なレーシングカーは極めて短期間で製造されたのです。

 この間に、新しいオフィスビルとル・マン・プロトタイプ・クラス1(LMP1)のワークショップが、ヴァイザッハのポルシェ開発センターに建設されました。230名のモータースポーツ専門家によるチームが新たに設けられ、そのうち約150名がエンジニアでした。高電圧装置からドライビングシミュレーターに至るまでの機械、素材、およびコンポーネントが調達されました。ポルシェ チームを率いるのがフリッツ・エンツィンガー(LMP1プロジェクトリーダー)、アレクサンダー・ヒッツィンガー(テクニカルディレクター)、アンドレア・ザイドル(チーム監督)の3人でした。