WEC世界耐久選手権のLM-GTEプロクラスでポルシェのワークスチームとして活躍しているマンタイ・レーシングが、株式の51%をポルシェに売却した事が分かった。

 DTMドイツツーリングカー選手権やポルシェ・カレラカップなどで活躍したオラフ・マンタイによって1996年に創立されたマンタイ・レーシングは、ニュルブルクリンク近郊のモイスパートにファクトリーを構える名門チーム。ニュルブルクリンク24時間で5回の総合優勝を獲得しているほか、ポルシェ・スーパーカップやポルシェ・カレラカップなど、ポルシェに関わる数々なレースにプライベートチームとして参戦し、活躍してきた。

 そんなマンタイ・レーシングは、2013年からポルシェのワークスチームとして、WEC世界耐久選手権に2台ポルシェ911 RSRを投入。ル・マン24時間ではLM-GTEプロクラスで優勝を飾った。また、レース活動のほか、ポルシェのレーシングカー/ストリートカーの開発やテストでも大きな貢献を果たしており、ポルシェにとってはなくてはならない存在となっている。

 マンタイ・レーシングは来季、引き続きポルシェAGチーム・マンタイとしてWECのLM-GTEプロクラスに参戦するほか、VLNニュルブルクリンク耐久シリーズやニュルブルクリンク24時間などにも参戦する。新生マンタイ・レーシングの活躍に期待したい。

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