FIA GT1世界選手権でアストンマーチンDB9を走らせているヤングドライバーAMRチームは、FIA GT1世界選手権最終戦サンルイスで、ホセ-マリア・ロペスを8号車のドライバーとして起用すると発表した。
ヤングドライバーAMRチームは、7号車ダレン・ターナー/トーマス・エンゲ組に加えて8号車をクリストファー・ニギャルド/ステファン・ミュッケというコンビで走らせてきたが、チャンピオンシップを狙う位置につけるターナー/エンゲ組の援護という意味も含め、8号車のニギャルドに代えてロペスを起用するという考えのようだ。
「我々はタイトルをかけてアルゼンチンに臨む。このトラックは我々にとって新しい挑戦であり、そのためチームはコースの経験を持つドライバーを起用することに決めた。ホセ-マリアは2008年のFIA GTでこのコースを走っており、我々のエンジニアであるヨハン・グブラーとも仕事をしている」とヤングドライバーAMRのハーディ・フィッシャー代表は語る。
ロペスはツーリングカー選手権で豊富な経験を持ち、2010年に向けてはF1グランプリへの新規参入3チームの候補に入っていたUSF1チームのドライバーとして、アルゼンチン政府のバックアップをも受けて正式に契約を交わしていたものの、チームの参戦断念によりF1デビューの機会を逃していた。