ACOフランス西部自動車クラブは、6月22日〜23日に決勝レースが行われるル・マン24時間耐久レースのエントリーリスト最新版を発表した。4カテゴリー合計55台+CDNT参戦のグリーンGT H2の1台という、合計56台のほとんどのドライバーリストが埋まった。

 今年で90周年を迎えるル・マン24時間。世界三大レースのひとつであり、世界の耐久レースの最高峰に位置するレースは、今年も56台のフルグリッドで争われる。総合優勝を争うLMP1クラスは、アウディR18 e-トロン・クワトロが3台、トヨタTS030ハイブリッドが2台エントリー。レベリオン・レーシングがローラB12/60・トヨタを2台、ストラッカ・レーシングがHPD ARX-03c・ホンダを1台エントリーし合計8台で争われる。LMP1の日本人ドライバーは、7号車トヨタをドライブする中嶋一貴の1名だ。

 盛況のLMP2クラスは22台がエントリー。そのうち15台がニッサンVK45エンジン搭載車だ。WEC世界耐久選手権で活躍するチームはもちろん、ELMSヨーロピアン・ル・マン・シリーズ、ALMSアメリカン・ル・マン・シリーズ、AsLMSアジアン・ル・マン・シリーズに参戦するチームが登場する。

 日本のファンにとって嬉しいニュースとしては、25号車デルタADRに中野信治の名が加わったところ。F1やチャンプカーで活躍した中野は近年スポーツカーで活動しており、昨年のWEC富士戦ではスポット参戦ながらクラス優勝。その時と同じチームであるデルタADRからの参戦ということもあり、クラス優勝の可能性も高い。LMP2クラスにはもうひとり、ガルフレーシング・ミドルイーストから井原慶子が参戦、昨年のリベンジを目指す。

 欧米の5ワークスが激突する注目のLM-GTEプロクラスは12台がエントリー。51号車AFコルセをのぞく全ドライバーの名が埋まった。ディフェンディングチャンピオンであるAFコルセの71号車は、他のWEC同様小林可夢偉が乗り込む予定で、オリビエ・ベレッタ、トニ・バイランダーとトリオを組む。また、アストンマーチンは3台体制でこのレースに挑む。

 昨年ニッサン-デルタウイングが登場し、大きな話題となったカー・ディスプレイング・ニューテクノロジー(CDNT=ガレージ#56)には、今季は燃料電池で走るグリーンGT H2が登場する予定。こちらのドライバーはクリスチャン・ペスカトーリが決定しているが、他2名は空欄のままだ。

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