第79回ル・マン24時間耐久レースはスタートから5時間が経過し、アウディとプジョーの両陣営がピットストップのたびにトップを入れ替える、僅差の序盤戦が展開されている。

 サーキット中の衝撃となったアウディ3号車の大クラッシュによるセーフティカーは1時間ほど続き、各車この間にピット作業を実施。レース再開後はアウディ1号車と2号車が順位を入れ替えながらレースをリード。やや離れてプジョー7号車、9号車という展開に。セーフティカー中にピットでフロントカウルを開けた8号車プジョーは、10号車オレカ・プジョーに続いて6番手という展開になった。

 上位陣はかなり落ち着いたレース展開となるが、開始から3時間というところで7号車プジョーは1号車アウディをパスしトップに浮上。プジョー勢とアウディ1号車は3回のピットストップで1回のタイヤ交換、2号車アウディは4スターターのブノワ・トレルイエが4スティントまで引っ張っている。

 4時間経過時点でトップは7号車プジョー、2号車アウディ、1号車アウディというトップ3。9号車、8号車とプジョー勢が続くが、上位陣はピットストップのたびに順位が入れ替わる展開。10号車オレカ・プジョーが6番手。ガソリンエンジン勢は、16号車ペスカローロ・ジャッドが7番手。レベリオン・レーシングのローラ・トヨタが2台これを追っている。

 LMP2クラスは、チーム・オレカ・マットムートの48号車オレカ・ニッサンがトップ。同一周回でストラッカ・レーシングの42号車HPD ARX-01dが追い、その後方にグリーブス・モータースポーツの41号車ザイテック・ニッサンと続く。

 LM-GTEプロクラスは、51号車フェラーリ、56号車BMW、74号車コルベット59号車フェラーリが同一周回でのバトルを展開している。

 長い24時間レースながら、トラブルは序盤から少しずつ発生。中野信治も乗り込むLMP2クラスの46号車OAKペスカローロは、ユノディエールでタイヤバーストに見舞われ後退。バーストはLM-GTEプロの77号車フェルバーマイヤー・プロトンのポルシェなどにも降りかかった。

 なお、大クラッシュを喫した3号車アウディのマクニッシュは病院に運ばれたものの怪我はなく、サーキットに戻っている。また、009号車アストンマーチンAMR-Oneはリタイア第1号、007号車はずっとピットにいる。

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