今季、新たにACOとFIAによりスタートしたWEC世界耐久選手権。2年目のシーズンに向けエントリーがどうなるのか、米SPEED.comが予想した記事を掲載している。

 初年度となった2012年のWECでは、LMP1クラスはアウディがチャンピオンを獲得したものの、今季からル・マン/WEC挑戦を開始したトヨタも8戦中3勝をマークした。米SPEED.comは来季もLMP1の中心となるだろうアウディとトヨタについて、アウディはR18 e-トロン・クワトロのハイブリッドと空力を改良、2013年モデルを来季WECに先立ち、セブリング12時間でデビューさせると予想している。

 一方のトヨタについてSPEED.comは、8戦全戦の参戦はもちろん、TS030ハイブリッドの2台目が全戦に出場するだろうと予想している。また、ル・マン24時間については3台目の出場の可能性も示唆。ドライバーラインナップについては今季ル・マンの7号車/8号車のメンバーがそのまま残るだろうとした。

 LMP1クラスのガソリンエンジン車のエントリーについては、今季参戦していたレベリオンの2台、ストラッカ、JRMの4台は参戦継続を予想。また、過去のプジョー参戦時における状況と同様に、オレカがセミワークスのトヨタTS030ハイブリッドを走らせる噂も掲載。LMP1の予想台数は8+2〜3台という数字を挙げた。

 LMP2クラスについては、今季のエントラント以外にもほぼ確定の情報、また興味深い噂を掲載している。今年チャンピオンを獲得したスターワークスのエンツォ・ポトリッツィオが独自チームを立ち上げる予定であるほか、インディカーからHVMレーシングが移行を予定していることを改めて掲載した。

 また、WRC王者セバスチャン・ローブ率いるセバスチャン・ローブ・レーシング、今季はニッサン-デルタウイングの実働部隊を務めたRML、ALMSのLMP2王者であるレベル5モータースポーツ、ブランパン耐久シリーズの上位チームであるマルクVDSなどがWECのLMP2クラスにエントリーを検討しているという噂があるという。SPEED.comは予想エントリーを12+6〜10台とした。

 LM-GTEプロクラスについては、今季の中心となったAFコルセ、アストンマーチン・レーシング、フェルバーマイヤー・プロトンに加え、ニュルブルクリンクの名門であるマンタイ・レーシングが新型991モデルのポルシェの開発を担うのではないか、またマクラーレンMP4-12CのGTEモデルが登場するのではないか、コルベットC6.Rを使うGTEプロのチームが現れるのではないかという予想をしつつも、予想台数は4+2〜3台という数字に留めている。

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