1日、ACOフランス西部自動車クラブは、2013年6月22日〜23日に開催される第90回ル・マン24時間耐久レースのエントリーリストを発表した。合計56台のフルグリッドに加え、合計10台のリザーブも発表されている。
今年は90回目の記念大会となるル・マン。近年やや台数が減少していたLM-GTEプロクラスには、合計5つのワークス/セミワークスが揃うこととなった。昨年優勝チームのAFコルセは、エースカーの51号車、そして71号車と2台のフェラーリ458をエントリー。序盤トップ争いを展開したアストンマーチン・レーシングも、2台をLM-GTEプロにエントリーさせた。
また、今季からWEC/ル・マンにフルエントリーするポルシェワークスは、チーム・マンタイが2台をエントリー。新開発となるタイプ991のポルシェ911 RSRを走らせる予定で、ヨルグ・ベルグマイスターらポルシェワークスドライバーがこれを駆る。
さらに、アメリカン・ル・マン・シリーズ(ALMS)から2ワークスがル・マン24時間にエントリーした。ひとつは、長年ル・マンを賑わせる強豪コルベット・レーシング。残念ながら発表されたばかりのコルベットC7ではないようだが、2台のC6-ZR1がエントリーした。
加えて昨年からALMSにワークス参戦を開始したクライスラーSRTが、2台のバイパーGTS-Rをエントリーした。かつてバイパーはル・マンのGTクラスで勝利を飾った実績をもち、“伝説”復活に燃える。
LM-GTEアマクラスも多くの強豪チームがエントリーしており、混戦は必至。今年はALMSの強豪、エクストリーム・スピードも1台フェラーリをエントリーさせた。また、サッカー界のレジェンド、アレッサンドロ・デル・ピエーロがチーム運営に加わったデンプシー/デル・ピエーロ・レーシングは、プロトン・コンペティションと共同でポルシェをエントリーしている。